社員インタビュー04

愛媛大学工学部応用化学科でコーティングに関する研究を行っていたことから、SEAVACを志望するきっかけになりました。軽い気持ちで説明会を受けていたのですが、堅苦しさを感じることなく、皆さんの業務エピソードを通じて『楽しそうに働いているな』と感じました。また選考を通じて、１対１で向き合ってくださる姿勢やノビノビと働けるイメージができたので、SEAVACへ入社することを決意しました。

お客様からお預かりした部品（商材）を磨き上げることで高品質をより長く保つ。これがSEAVACの特長です。このことが頭にあったので、作業場はレーンが組まれ機械でガシガシと自動化されているものと思っていました。しかし想像とは違って、手作業でコーティング装置にセッティングするなどアナログのところがあったり、技術者がいなければ成り立たない要素などがありました。一言に述べると町工場感もあり、古き良き時代を感じながら、まだまだ伸び代があるように思います。

私の所属する生産技術課は、コーティング膜の技術開発や、量産環境の構築、新規設備の立ち上げなどを担当しています。開発から生産立ち上げまで一貫して携わるので大変なこともありますが、お客様や他部署と一緒に技術を作り上げていくので、有意義な経験を積むことができます。

特に印象に残っている仕事は、プラズマ窒化処理の開発です。開発に着手した時は社内に窒化装置を導入した実績はなく、ノウハウも当然ありませんでした。まさにゼロからのスタートでした。また、「当社オリジナルの他にはないものをつくろう」とプラズマ源の研究からスタートしました。大学との共同研究でオリジナルの窒化方法を確立し、量産装置の立ち上げ、お客様との共同研究を経て、製品の処理を仕事として受託加工できるまでに至りました。お客様や社内部署の壁を越えて、本当にたくさんの方に協力していただき、新技術が形になったなと感じています。

SEAVACは固有のコーティング技術を保有し、国内メーカー約60社のなかで業界4位の会社であります。もちろん技術力に大きな自信を持っていますが、私が思うSEAVACの良いところは、役職や部署の垣根のない自由なやりとりができる社風で、新事業や新しい取り組みに誰でも参画できるというところにあります。またワークライフバランスを重んじる点から、重労働で息詰まることなく自身のペースに合った働き方ができるのも良い点です。助け合い文化がSEAVC最大の強みだと思います。